リボテスト® レジオネラ
当ページは医療関係者の皆様を対象として作成しております。
本キットの測定原理は尿中のレジオネラ・ニューモフィラ血清型1のLPS抗原及びレジオネラ・ニューモフィラ血清型1~15のL7/L12抗原を検出するイムノクロマトキットです。
▼ 抗体技術(L7/L12)により菌固有の領域を識別します
▼ 判定時間は15分、初診時で検査結果が出ます
▼ レジオネラ・ニューモフィラの血清型1~15がすべて検出できます
▼ 別売品の陽性コントロールにより、精度管理も可能です
※仕様変更により、操作方法が1ステップと簡便になりました。(2024年10月発売)
統一商品コード | 製品名 | 包装・内容 | 詳細情報 |
551-45110-8 | リボテスト® レジオネラ (ver.2) | 10回用 | 【電子添文】 【リーフレット】 |
【別売品】
統一商品コード | 製品名 | 包装・内容 | 詳細情報 |
551-45130-6 | リボテスト® 陽性コントロール レジオネラ | 1回用 | 【使用説明書】 |
※L7/L12に対する抗体は旭化成株式会社が開発した技術です。「リボテスト」および「RIBOTEST」は旭化成株式会社の登録商標です。
製品コンセプト
リボテスト® レジオネラは、レジオネラ・ニューモフィラ血清型1 LPSを認識する抗血清型1 LPS抗体に加え、レジオネラ・ニューモフィラのリボソームタンパク質L7/L12の菌固有領域を認識するモノクローナル抗体により、血清型にかかわらずレジオネラ・ニューモフィラの検出が可能となりました。
特徴
レジオネラ・ニューモフィラの血清型1~15がすべて検出できます。
レジオネラ肺炎の起因菌の多くは、レジオネラ・ニューモフィラであり、7割近くを占めています1)。 リボテスト® レジオネラは、レジオネラ・ニューモフィラの血清型1~15がすべて検出できます2)。
1)村上 日奈子. 臨床とウイルス., 2017; 45(3):82-86.
2)承認時評価資料
操作方法
付属のスポイトのキャップ部分をつまみます。
1回の吸い上げでスポイト内の管が満たされるように検体をゆっくり吸い上げます。
スポイト内の管にある検体を全て滴下し、15分間静置後、目視にて判定します。
※詳細は【電子添文】をご参照ください
試料採取時のポイント
ゆっくり吸い上げた場合
勢いよく吸い上げた場合
検体が満たされていない場合
注1:スポイト内の管の上部付近に液だまりがあると、滴下量が過剰になるため、ゆっくりと検体を吸い上げてください。
注2:スポイト内の管が検体で満たされない場合、一度吐き出し、再度吸い上げてください。
判定方法
コントロールライン(C)とテストライン(T)の両方に赤紫色のラインが目視で確認できる場合は陽性と判定します。
コントロールライン(C)のみ目視で確認できる場合は陰性と判定します。
コントロールライン(C)が不明瞭、または確認できない場合は判定不能となります。
判定不能の場合は再度測定してください。
臨床成績
既承認品Aとの相関性
既承認品A(イムノクロマト法)
|
||||
陽性
|
陰性
|
合計 | ||
本キット |
陽性
|
49 |
5*2 |
54 |
陰性
|
2*1 |
45 |
47 |
|
合計 |
51 |
50 |
101 |
|
陽性一致率
|
96.1%(49/51) |
|||
陰性一致率
|
90.0%(49/50) |
|||
陽性陰性一致率
|
93.1%(94/101) |
*1:既承認品A陽性、本キット陰性の2例は、培養法では2例とも陰性でした。
*2:既承認品A陰性、本キット陽性の5例は、培養法では4例が陽性、1例が陰性でした。
既承認品Bとの相関性
既承認品B(イムノクロマト法)
|
||||
陽性
|
陰性
|
合計 | ||
本キット |
陽性
|
49 |
5*4 |
54 |
陰性
|
1*3 |
46 |
47 |
|
合計 |
50 |
51 |
101 |
|
陽性一致率
|
98.0%(49/50) |
|||
陰性一致率
|
90.2%(46/51) |
|||
陽性陰性一致率
|
94.1%(95/101) |
*3:既承認品B陽性、本キット陰性の1例は、培養法では陰性でした。
*4:既承認品B陰性、本キット陽性の5例は、培養法では4例が陽性、1例が陰性でした。
動画
リボテスト® レジオネラの紹介動画です。