KYOKUTO Cell Culture セミナー2022[配信終了]

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セミナー概要

本セミナーでは、『CP-1による臨床向け間葉系幹細胞の凍結保存』をテーマに、兵庫医科大学の山原研一 先生よりご発表いただきます。山原先生は、再生医療・細胞治療を専門とされ、胎児付属物やさい帯血由来の間葉系幹細胞を用いた新たな細胞治療法のご研究をされております。急性GVHDやクローン病などの難治性疾患に対する医師主導治験を立ち上げ、早期の再生医療等製品化を目指すなど再生医療の前線で活動されております。

当社 凍結保存液『CP-1® High Grade』を用い、ドライアイス輸送を想定した温度下(-80℃, -60℃)で長期間安定的にヒト間葉系幹細胞を保存可能であるかを検討した実験では、共同研究者としてご協力をいただきました。

今回のセミナーでは、山原先生が取り組まれた間葉系幹細胞の製品化から、その凍結保存に使用されたCP-1®に関する内容をご講演いただきました。

講師紹介

【お名前】
 山原 研一 先生

【ご所属】
 兵庫医科大学 先端医学研究所 分子細胞治療部門 部門長・准教授
 兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 准教授
 大阪大学大学院医学系研究科 組織再生デザイン学共同研究講座 特任教授

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視聴者アンケート結果

山原先生へのご質問・ご回答

視聴者アンケートに記載いただいたご質問について、山原先生よりご回答いただきましたのでご案内いたします。
ご質問内容は下記のとおりです。山原先生からのご回答につきましては、質疑応答集をダウンロードの上、ご確認ください。

  1. 羊膜間葉系幹細胞(MSC)の凍結保存について、簡易法(-80℃フリーザー)で行った場合の生存率はどのくらいでしょうか?
  2. 羊膜MSCの凍結保存について、プログラムプリーザーでの凍結が必要となった要因としてどのようなことが考えられますか?
  3. 羊膜幹細胞と骨髄や末梢血の幹細胞では何が違うのでしょうか?
  4. 最適化したプログラムフリーザーの設定(温度低下速度)はどのような状態でしょうか?
  5. 羊膜MSCの凍結保存ではプログラムフリーザーが必要でしたが、BICELL等の凍結処理容器を用いることでも可能でしょうか?
  6. 凍結温度の設定は、由来組織毎に細かく設定をする必要があるのでしょうか?
  7. CP-1をHSAまたは細胞液と懸濁する際に発熱すると使用説明書に記載されていますが、どのように対策されていますか?
  8. CP-1をバイアル瓶から抜き取る際には、どのようにされていますか?
  9. CP-1を用いて保存した細胞を解凍後に使用する際は、洗浄していますか?
  10. 細胞接着率はどのように測定していますか?(DMSO単独との比較データについて)
  11. 細胞の凍結解凍後の機能評価における指標はどのようなものがありますか?
  12. 間葉系幹細胞で-150℃以下とドライアイスで保存した場合との比較データ等はありますか?
  13. 造血幹細胞輸注に伴う有害事象のデータにおいて、凍結したものより未凍結品の方が有害事象が多かった要因は何でしょうか。凍結を行うことにより何らかの有害物質が失活したからなのでしょうか。

お問合せ先

極東製薬工業株式会社 産業営業所
TEL:03-5645-5663
E-mail:cellculture@kyokutoseiyaku.co.jp

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