【文献報告】抗原や抗体などのタンパク質のアガロースネイティブゲル電気泳動法のこれまでの応用例をレビュー誌にて発表
我々は、これまでアガロースネイティブゲル電気泳動法を用いて抗原や抗体のタンパク質解析について多くの応用例を論文発表にて示してきましたが、今回、オープンアクセスジャーナルのPolysaccharides誌にてレビュー論文を発表しました(2024/8/5掲載)。
特に本論文では、弊社らが開発したアガロースネイティブゲル電気泳動法から電気や界面活性剤を用いず、PVDF膜にたん白質の立体構造を維持したままブロットする新しいウエスタンブロット法(Contact blot法)法により、Abwiz Bio社の抗PLXDC2 ウサギモノクローナル抗体クローン#3B8(販売中)や抗SARS-CoV-2 Spike Proteinヒト化中和抗体クローン#G10 × A1(販売中)が、立体構造を特異的に認識するConformation specific抗体であり、多くの変異型に交差するユニバーサル抗体であることも改めて示しました。
また、アガロースがポリアクリルアミドやスターチとは異なる物性により電気泳動に適した担体であることも考察しました。アガロースゲルからの抗体精製の方法も示しています。
※この論文に用いた複数の抗体は、当社製のHEK293細胞用培地(発売中)にて調製しております。
【新規文献情報】
Arakawa T, Nakagawa M, Sakuma C, Tomioka Y, Kurosawa Y, Akuta T
Polysaccharide as a Separation Medium for Gel Electrophoresis
Polysaccharides 2024, 5(3), 380-398
doi: 10.3390/polysaccharides5030024.
【キーワード】
抗PLXDC2ウサギモノクローナル抗体, 抗SARS-CoV-2 Spike Proteinヒト化中和抗体, HEK293細胞培地
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